2008年08月27日

しゅごキャラ!バトンタッチ

2007年10月から始まったアニメ「しゅごキャラ!」は、この秋から二年目に突入します。
それに伴って、プロデューサーや作画、演出の方々など、一部のスタッフが交代することになりました。シナリオライターは全員、交代することになり、わたしもシリーズ構成を降板することになりました。
第一話のシナリオを書き始めたときから、頭のなかにいつも「あむちゃん」がいて、あむちゃん回路で思考していましたが、最後のシナリオ作業(9月末放送の51話)を4月に書き終えて、「しゅごキャラ!卒業」となりました。

思えば、しゅごキャラのシナリオはいつも放送日の半年前には書き上げられていました。
ふつうのアニメシナリオは3〜4ヶ月先行しているのが標準的なので、「しゅごキャラ!」の半年以上先行したシナリオ作りというのは異例だったのです。それだけ作画に長い時間をかけて、絵づくりに力がこめられていたのでした。
しゅごキャラの作画があまり素晴らしいので、特別に予算がでているのでは?という噂がとんでいるのをネット上でも見ましたが、そんなことはなかったんですよ!!
ごくふつうの予算なのに、作画スタッフが身をきって、ねばりにねばって時間をかけ、執念で描き上げていたのです。
特に42,43話の歌唄VSあむのお話……(あむがアミュレットダイヤにキャラなりする話数)は、劇場なみの作画枚数(8000枚)をかけてつくりあげたものでした。(その労力はふつうのテレビシリーズの倍以上なんです。ありえないですよっ!!)
それだけ、スタッフの無償の情熱がこめられた素晴らしいシリーズでした。

余談になりますが、放送日の半年前にシナリオをつくっていたので、いろんなアクシデントが起きました。
実は歌唄が初コンサートに出る13話は2007年の年末用に「カウントダウンコンサート」の話としてシナリオを作り、制作にはいっていたのですが、突然、年末に特番が入ることになって放送日が翌年にずれてしまったのです。そこで「ニューイヤーコンサート」に急遽変更して、アフレコしたのでした。
そのせいで、1月5日に放送するはずだった14話の初詣のシーンが1月12日にずれこんで放送されることになってしまいました。(12日に初詣話って!?と思った方も多かったことでしょう)
この突然はいった年末特番は、春まで影響してしまい、3月末に放送する予定で作った空海の卒業の話が4月あたま放送になってしまったりと、季節感がビミョーにずれてしまったのでした。

それに、半年ぶんシナリオを先行させるということは、原作を反映させるのも半年分、遅くなるということでした。
ですので、51話までになぎひこを登場させることもできませんでした。(なぎひこの登場を心待ちにしてるみなさん!いましばらくお待ちくださいね)

安田賢司監督や、とても熱いスタッフの方々といっしょにシリーズをつくりあげることができて、とても幸せな一年間でした。
二年目しゅごキャラ!は安田監督が続投されるうえ、佐藤順一監督も参加されることになります。
PEACH−PIT先生の原作も、いよいよイクトの謎が明かされつつあって、緊迫の展開になっていますよね。
これからは一視聴者としてしゅごキャラ!を楽しみにしたいと思います。
posted by 島田満 at 23:17| アニメ情報